NEW MEMO
2023/10/31
ティム・インゴルドさんとの応答を終えて
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昨日のティム・インゴルドさんとのドローイング・ダイアログは、豊かな時間だった。関係者のみなさんに心から感謝したい。 僕は同時通訳を介して聞き、日本語で話し、英語で書き、非言語の線を描く。これはちと難しい設定だったな、と序盤は感じたが、線が助けてくれた。ティムさんは枝やスプレーを使...
2023/10/17
ケリュにて
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南フランスの奥地にある小さな村、ケリュに来てから3週間以上が経った。 死ぬほど気合いを入れた個展と本が同時に世に出た瞬間、つまり人生最大時速が出た直後に、この時間の流れが古代からほぼ変わっていない僻地にカットインしてきたわけだ。 最初、この急激なコントラストには我ながら焦っ...
2021/06/11
福島への旅
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現在いわき市立美術館で開催中の、タグチ・アートコレクション展を見に行った。いわきという場所でやる意義のある、凄みのある展覧会であった。6/25日まで。 展覧会をチラ見して通り過ぎるだけの予定が、気づけば福島民報の記者さんからインタビューを受けて、父方のルーツである福島での幼少...
2020/07/22
新しい線を思い出す
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この春頃から、自然の線をなぞることが増えた。庭に植えたゴーヤの茎の線を辿ったり、遠くの山の稜線をなぞったり、小石を転がしてその軌道を追ったりする。時には、4歳の娘と一緒に描いたりもする。そうしていると、全ての線が何かと何かをつないでいることがよくわかる。何かを新しく学んでいるよう...
2020/04/04
メモ
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studio view, April 4, 2020 - かつて「言語はウィルスだ」と言ったW.S.バロウズは、いまのSNS時代を予見していたのだろうか? どちらも目に見えないし、どんどん新型が生まれる。そして爆発的に拡散して、人体や社会のシステムの根本に致命的な...
2020/01/08
ドローイング・オーケストラについてのメモ
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鈴木ヒラクと大原大次郎による打ち合わせ@美学校, 東京(2019年11月29日13時-14時) - 去年の夏、デザイナー、と言っていいのか、「文字の人」である大原大次郎が、東京の場末にある僕のスタジオに遊びに来てくれた。また別の「文字の人」であり書家の石川九楊先生の...
2019/10/22
テキスト
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MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影 2019|会場: 東京都現代美術館|写真: 森田兼次 - 20年前に、拾った枯葉の葉脈で最初の記号を描いた時から現在に至るまで、自分にとって作ることは、世界を新しく把握し直すための発掘行為...
2019/09/08
今描くことについて
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at Galerie Chantier Boite Noir (Montpellier, France) photo by Christian Laune - 灼熱の南仏、モンペリエに来て10日。最初の2日は街をうろついたり、地中海で軽く火傷したりしつつも、結局はた...
2019/03/22
傾斜の話/輪郭線を思い出す
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still from "Recollection of the Contours", single channel video, 16min 31sec(loop) - 僕の最初の記憶はたぶん、坂道の光景である。それを思うようになったのは最近のこ...
2018/06/18
写真展"STONES, LIGHTS, NORTH"に寄せて
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SHUEN- 朱円周堤墓群 (斜里郡斜里町) - 日本の北で、「石」と「配置」と「輪郭」を巡る旅の記録。iPhoneと紙と銀色のマーカーを持って。 2018年5月31日に、北海道の東に位置する釧路空港のレンタカーで銀色の日産マーチを借りて、2000kmの距離を走...
2017/12/30
2017年走り書きメモ
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"Constellation #19" 1100 x 270cm / silver spray paint, silver ink, earth, acrylic, chinese ink on canvas / 2017 / installatio...
2017/05/03
楕円について
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点が線の夢を見る / Do Dots Dream of Lines from Hiraku Suzuki on Vimeo . 二つの隔たれた点が、その間に存在するかもしれない線を夢見ている時、周囲には楕円の空間が生まれる。自分の制作において、楕円は「巡回」と「...
2016/08/03
Drawing Tube
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© Hiraku Suzuki (English follows) 新しいプロジェクト「Drawing Tube」を始めます。 Drawing Tube(ドローイングチューブ)とは、ドローイングの新たな研究・対話・実践のための実験室であり、それらを記録して共有す...
2015/07/14
かなたの記号 / Signs of Faraway
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"歩く言語 / Walking Language" 55x6m / silver spray paint and silver ink / 2015 / mural at Hiraku Suzuki solo exhibition “Signs of ...
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